新聞は日経をとっているのですが、最近、「エネルギーバトル」という連続記事がありました。
昨日は原発の記事がありました。
原発の再稼働が苦戦しているようです。
そのために日本の温暖化対策やエネルギー戦略の先行きに影響しているという記事でした。
最近、エネルギーについて見聞きすることが多いです。
今日は調べたことを併せて日本のエネルギーについて書きたいと思います。

目次
エネルギー自給率9.5%
なんと今、日本のエネルギー自給率は10%を切っているそうですね。
10年くらい前は20%くらいあったのにずいぶん減ったものです。
もちろん東日本大震災から原発を止めているのが、一番の理由です。
原発を完全に止めていた時は6%台だったようです。
他の国の自給率はどんな感じか
日本以外はエネルギーを割と自前で用意しています。
アメリカは90%台
もともと産油国ですが、近年のシェール革命で産油国として完全復活しているようです。
実は世界一の原油産出国となっています。
サウジアラビア、ロシアより多いとは驚きです。
余裕の自給率90%です。
イギリスは60%台
意外な印象ですが、北海油田など、もともと石油出ますもんね。
BPあるし。
下がり気味ですが、しっかりと60%キープ
フランスは50%台
原発王国です。
キュリー夫人とかフランスだし、原子力好きなんでしょうね。
ドイツ30%台
ドイツは石炭がたくさん出るのに石炭発電をやめるそうです。
30%と自給率低いのに大丈夫?
でも、ドイツは電気を隣国にたくさん売っっているとも聞きますし、この辺りよくわかりません。
いずれにしても日本の10%未満の自給率は他の先進国から見てかなり見劣りします。
ホルムズ危機

いまやアメリカとイランは一触即発。
6月に日本のタンカーが攻撃されてから、さらに緊迫しています。
戦争寸前まで行ったとか行かないとか。
日本タンカーを攻撃してきたのはイランだとアメリカは言っている。
イランは当然否定している。
そのご8月にもイランが外国のタンカーを拿捕したと新聞記事が出ていました。
日本から離れているので情報がボヤっとしていてよくわからない。
拿捕された船もどこの船かわからない。
ホルムズ海峡が止まると日本の石油80%が止まります
日本政府も自衛隊派遣を考えているという報道がようやくあったくらいです。
安全保障上の危機に直面しているのが現在です。
日本の電力構成
日本の電力はどうやって作っているかと言いますと
80%が化石燃料からです。
再生可能エネルギーはわずか8%です。
私も屋根の上の太陽光パネルはたくさん売りましたが、その程度の発電設備では日本は動きません。
小さな家庭の話であって、日本の工業は動かせないということです。
第5次エネルギー基本計画
一年前、去年の7月に発表のあった「第5次エネルギー基本計画」を見て、違和感があったことを覚えています。
内容は
一次エネルギー自給率25%を目指す。
再生可能エネルギーの主力電源化を目指し最大限導入する。
原子力発電をベースロード電源にする。
化石資源は低炭素化を進める。
等
一年後の今から、改めて内容を見るとすこしのんきな印象です。
再生可能エネルギーを主力電源にすると、自給率25%は程遠いのではないでしょうか。
太陽光パネルは雨の日には発電しませんしね。
原子力発電所がすでにあるのですから、まずはこれを再稼働するところから始めるのが合理的ではないでしょうか。
原子力発電所は今

上は昨日の日経の記事です。
再稼働が9基(4基が20年にテロ対策の遅れで停止になるかも)
稼働前が6基(審査に合格しているが地元合意などに時間がかかっている)
審査中が12基
未申請が9基
廃炉が24基
だそうです。
地震から8年、再稼働に時間がかかりすぎでは?
私は西日本の人間なので、福島被害の実感が乏しいのかもしれませんが、そう思います。
安全対策はしないといけませんが、日本だけハードルを上げて動けないのはまずいです。
良いところで再稼働しないと始まらないと思います。
大金を投じて日本国内にすでにある設備ですからね。
専門家と電力会社だけでは難しいのではないでしょうか。
政治家が責任を持って動かさないとね。
動かせばそれで動く設備です。
日本全体では再稼働を勧めるのが得策のように思えました。
今日は以上です。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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