地縄マジックは冷静に

地縄を張った後、お施主様に確認してもらうと

「え、小さい!」

「何かの間違いですか?」

などという悲鳴のような反応が多くあります。

 

巷では、これを称して地縄マジックと呼んでいるようです。

今日は地縄についてです。

地縄張り(じなわはり)とは

設計図に基づいて、建物の形を白いビニールひもで表します。

工事の第一作業です。

配置を出していろいろ確認していくわけです。

 

昔は縄を張ったのでしょう。

地面に縄を張るから「地縄張り」ということ。

大切な配置計画

配置計画は建物の設計の中でも、一番初めに考えるすごく、すごく大切な計画です。

ある意味、間取りの細かい点よりもずっと大切です。

 

敷地の中にどのように家を配置するか。

ゾーニングの第一歩です。

敷地の周りの環境をしっかり見て計画してきたことでしょう。

この配置計画を最終的に決定するのが、地縄を張っての現地確認です。

いろいろ確認

設計段階で配置をしっかり計画していることを前提として、現地で最終確認するわけです。

敷地に張っている家の場所で建てていいのか。

 

車の出し入れはスムースにできるか。

駐車場はこの位置に来る。

そこから家へのアプローチの長さ、関係。

玄関の位置。

隣家との関係。

地縄の中をうろうろしてみてください。

 

周りを見渡してください。

50センチ南に移動させた方が良い?

広い敷地なら、思い切ってどちらかに1メートル移動させることもよくあります。

 

ハウスメーカーの人と相談しながら考えてください。

隣地との空き。

前回、前々回に書きましたが、隣地境界とは基本的には外壁外面から50センチ以上離しましょう。

1メートル以内の窓は目隠しが必要ですよ。(周りの慣習次第ですが。)

いろいろ確認してください。

地縄マジック

冒頭話題にした「地縄マジック。」

縄だけで家をイメージするのは心もとないですね。

ひょろひょろの縄、ビニールひもですから。

 

とても立体的には想像できません。

要は目の錯覚なのでしょう。

 

当然私たちハウスメーカーの人間はそういう反応を知っていますから、

「地縄の状態は一番小さく見えます。実際は計画通りの家が出来ます。心配しないでください。」と事前に伝えます。

 

でもだめですね。

平屋でもない限り、皆さま心配されます。

 

改めて言います。

大丈夫ですよ。

建てば大きいです。計画通りです。

いろいろ書くと面白い

普通は家の配置を出すだけですが、

写真はわかりやすいように、浄化槽の位置や車庫の位置も出しています。

赤スプレーが浄化槽の位置。

手前の白いロープが車庫。

 

こうなるとよくわかって面白いと思いますが、縄を張るほうは大変です。

この時期(今は夏)、みんな汗だくです。

どうやって地縄を張るか

写真のような道具を使って地縄を張っていきます。

 

隣地との距離はいくらか

金属のピンを打って、縄を張っていきます。

最初に隣地の境界を確認します。

その境界線から家が離れている寸法。例えば1,100㎜なら1,100㎜話したところに線を引く。

その一辺から家を書いていきます。

 

対角線の寸法を出す。

間口と奥行きの寸法。

例えは間口9,100㎜、奥行6,370㎜なら

対角線は11,107と言うわけです。

 

まあ、ルート計算ですが、当然計算の方法は忘却の彼方。

でも大丈夫です。

今はスマホのアプリがあります。

「shapeinfo」とか使って簡単に出ます。

 

写真のような「巻尺メジャー」を二本使って測っていくと、ほぼ正確に書けます。

最終的に基礎をつくるときはトランシットなどの機械を使ってもっと正確に位置出しをしますよ。

 

配置は少し変えるだけで、様子が変わります。

地縄ショックを受けている場合ではありません。

しっかり現地確認しましょう。

 

今日はここまで。

記事が皆様の参考になれば幸いです。

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