解体の準備 解体前に何を決めておくか

古い家を解体して新築住宅を建てるケースがあります。

親や自分が持っている古い家。

築60年、70年。

 

古くて寒い。

使い勝手が悪い。

建て替えたいというわけです。

 

この場合は、土地代は必要ありませんから、お金の面では助かります。

しかし、特有の手間も発生します。

いろいろ準備が必要です。

 

解体前に何を決めておかなければいけないのか。

今日はこの辺りを書いていきます。

 

仮住まいはどうするか

住んでいる家を解体、建て替えする場合は、仮住まいをすることになります。

 

工事期間は解体を含めて、5、6か月かかるでしょう。

この期間にどこに住むかをまず決める必要があります。

 

賃貸住宅を借りる

近くのアパート、借家に入ることも多くあります。

 

半年間です。

家賃もそれなりにします。

それを最初から予算に入れて考える必要があります。

敷金礼金も交渉しましょう。

 

ペットがいる家庭は、ペット可能の賃貸住宅が少ないので選択肢が少ないです。

早めに仮住まい探しをスタートしなければいけません。

 

以前、私のお客様でねこ12匹を飼っているご家庭がありました。

このケースではお客様自身が、お知り合いにそれこそ解体する前の家をお借りして、仮住まいしました。

さすがに猫12匹との仮住まいは、普通の賃貸住宅では難しいです。

お客様が顔の広い方で助かりました。

 

敷地内移動

敷地内に母屋と離れの二つ建物が建っていて、工事中は隣に移動して住んでおくパターンです。

母屋だけを解体して、建て替える。

離れだけを解体して、建て替える。

特に地方なら多くあるケースです。

 

往々にして、母屋と離れは築年数が違うので、どちらかを建て替えて、どちらかを残すことになります。

賃貸住宅を借りることに比較すると、お金がかからずに助かります。

 

この場合、仮設物が必要なことが多いです。

母屋の解体で離れに仮住まいする場合などは、ふつう、離れにお風呂がついていません。

仮設のお風呂が必要になってきます。

 

ごみの処分

これも頭が痛い問題です。

60年、70年住んでいるといらないものが山のようにたまっています。

改めて見てみるといらないものだらけ。

ゴミだらけだなあ。と言うのが実感でしょう。

 

ごみの処分費も計算に入れておかなければいけません。

安くすませるには、ご自身で近くの焼却施設に持ち込むのがいいです。

家庭ごみは粗大ごみでも安く捨てさせてくれます。

ただ、なかなか自分でできる人は少ないのが実際です。

 

解体業者は一般家庭よりゴミ捨て代が高くつきます。

 

解体の見積もりは計画の最初の方に出ます。

その時は建物や庭など、外からの見積もりがほとんどでしょう。

 

中を見ても、どれがいるかいらないかはその時は明確ではありませんからね。

見積には別途ごみ処分費がかかりますとなっていることでしょう。

ですから、ごみの処分費も改めて見積もりを取ってください。

 

そのごみ処分費が意外とかかるケースがあるのでご注意ください。

目安を言うと㎥あたり7,000円くらいかな。

6,000円だと安いです。

地域差があります。

 

解体前に改めて家に入らせていただくと、トラック何台分の不要物があった。

20万円、30万円かかるということもあります。

 

ゴミの処分、片付けには時間がかかる

古家の片づけは1、2週間あればできると思っているとしたら、多分甘いです。

1、2か月かかることが多いです。

 

1、2か月でも皆さん働かれていたら、実働数日しかありません。

動ける人数、仕事の都合によりますが、片付けに一番時間がかかります。

頑張ってください。

 

ライフラインの切断

ライフラインとは電気、ガス、水道、電話、ネットなどのことです。

一時切断しなければいけません。

これはハウスメーカーと相談しながら、それぞれのところに連絡してください。

 

ケースバイケースのことも多いです。

○○電力という元の電力会社ではなく、電気工事業者に連絡しなければいけない場合もあります。

ハウスメーカーや解体業者がしてくれることもあります。

 

水道は解体にも使います。

ほこりの散らないように散水しながら解体するからです。

ハウスメーカーや解体工事業者とよく送電してください。

 

残すもの、取っておくもの

家を解体してもらうけれども、これは残したいというものもあると思います。

捨てられないように明示する必要があります。

 

打合せで言っていても、現場に伝わらないこともたまにあります。

壊してからでは遅いです。

 

その予防策としては、養生テープを貼って記入する。と言うのが良いです。

テープに「残す」「捨てるな」と書いて、要るものに目立つように貼っておきます。

 

解体する家の横の「物置」や「グラスハウス、ビニールハウス」などです。

これでだいぶん誤って捨てられることへの予防になります。

 

あと、先に取っておける物は解体工事前に取っておくのが良いです。

この「欄間」を残しておきたいというのなら、本体解体前に取っておくことです。

 

瓦の一部を取っておくこともたまにリクエストされます。

 

神職を呼んで祈祷する

長年お世話になった家です。

お父さんが建てた家だったり、おじいさんが建てた家だったりします。

そのお礼のために、解体前に祈祷をするケースもあります。

 

当然、本体工事の着工前には地鎮祭をするわけですが、その前に解体工事のために祈祷をするということです。

 

感覚値でいうとする人、しない人は半分半分です。

 

地鎮祭をするから、それで兼ねるという解釈もありますし、マストではないと思います。

 

井戸がある場合

敷地に井戸があって、残す場合、残さない場合があります。

新しい家は水道を使いますから、家の中で井戸水を使うことは無いと思います。

でもせっかくある井戸ですから、お庭の散水に使いたい、などのリクエストはあります。

残す場合はしっかり伝えてください。

 

残念ながら、新しい家の配置にかかってしまって、壊す場合は神社さんに拝んでもらってから壊すことが一般的です。

 

解体前の祈祷をしてもらって、一緒に井戸も拝んでいただくと良いでしょう。

お世話になった井戸ですから、井戸の神様にお礼を言ってから埋めましょう。

 

汲み取り

古い家はくみ取り式のトイレであることも多いです。

くみ取り業者に言って、汲み取ってもらってから、撤去します。

解体工事の着工前に汲み取っておくようにしてください。

 

浄化槽の場合も浄化槽のメンテナンス会社に連絡をして、事前に汲み取るようにしてください。

浄化槽も本来は撤去しなければいけないのですが、浄化槽は大きいので、掘り出すのが大変です。

中に砂を詰めて本体はそのまま置いておいておくことも実際は多いです。

 

汲み取り式トイレ、浄化槽、どちらも汲み取った後は塩をまいてお清めをして、手を合わせてお礼を言ってください。

 

いつから解体の準備をするか

解体は本体工事の2か月前くらいにスタートすることが多いです。

解体の準備はそのさらに2か月前くらいからスタートしたいところです。

早ければより良いです。

 

つまり、本体工事の4か月前には解体の準備を始めなければいけません。

ただし、仮住まいの件についてはもっと早くに方向性だけは決めて、探し始める必要があります。

 

新築に頭がいっていて、解体はあまり話を詰めていないことがあります。

しかし、解体工事は最初の工程です。

いいスタートを切りましょう。

 

今日はここまで。

この記事が皆様の家づくりの参考になれば幸いです。

 
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