コンパクトシティ構想と土地探し

コンパクトシティと聞くと、いろいろ思いつくと思います。

富山市が成功している。

○○市が失敗している。などなど。

約200の自治体がコンパクトシティの計画を公表しているとのこと。

自治体の数は約1,700ですから、ほとんどの自治体が計画の公表すらしていないという状況です。

そもそも理論先行で実現は難しいという意見もよく聞きます。

しかし、長い目で見るとコンパクトシティという発想を持って土地探しをするほうが良いと思います。

そのあたりを書いてみます。

エリアの大切さ

土地を探すときの格言で「土地はエリアで買え」という言葉があります。

土地自体は大げさに言えば、どの土地も「世界に一つ」です。

しかし広い目で見ると、エリアの中の土地になります。

 

そうですよね。

土地を探すときにも、希望のエリアで土地あるかな。

3つあります。

という探し方しますよね。

 

そのエリアがまた人気の盛衰があるわけです。

今はさびれているあのエリアが昔は人気だったというのは、ご自身の町を考えたらいくつかあると思います。

 

土地は売ることも考えて探す

マイホーム造りのブログですから、売ることを考えていない読者も多いかもしれませんが、土地は売ることを考えて探すのが本筋です。

人生何があるかわかりません。

その時の売値はエリアの人気、不人気にかかってきます。

 

町の移り変わりとコンパクトシティ構想

町はゆっくりですが確実に変わっていきます。

私、五条はいくつかの縁ある市をずっと観察しているのですが、その期間二十数年でも変化は十分あります。

変化の速い遅いというものもあります。

次に一般論のキーワードで見ていきましょう。

流れの参考になると思います。

 

ドーナツ化

旧市街地が手狭になり、広い住宅に住むために、郊外へ郊外へと人が移り住んでいく現象です。

中心市街地に人が少なくなり、周りが多くなる。

ドーナツみたいに中が無くなることです。

 

住宅だけでなく、商業施設もドーナツ化していきます。

バイパス道路沿いにロードサイド店舗が並ぶ光景です。

最後に病院や公共施設まで郊外に行けば、完全に町が移ってしまったことになります。

このドーナツ化は歴史が長いですね。

顕著なのは1950年台~2000年くらいのイメージですね。

まだドーナツ化している地域もあります。

 

スプロール化

スプロールとは虫食い状態のことです。

郊外へ拡大する際に無秩序に拡大して、道路も公園も無計画な街になっている場合も多いです。

さらに2000年くらいから都心回帰も目立っています。

旧市街地にあった工場、社宅などが売りに出されてマンションに変わっていきました。

昔のお金持ちだった造り酒屋さんの蔵もたくさんマンションに変わりました。

私もマンションデベでしたの、こういう開発をしていました。

 

この二十数年、郊外のマンションは全くダメです。

バブル崩壊後、マンションは都心回帰の一方通行でした。

 

しかし、戸建てはいろいろです。

郊外へも伸びれば、旧市街の開発もありました。

 

そういうものの混在がますます虫食い状態にしていきました。

 

コンパクトシティ

こういう状態を整理しようというのがコンパクトシティ構想です。

間延びした都市機能を整理して、効率化と住みやすさをつくっていこうというものです。

 

基本はその名の通り小さくまとめていこうとするものです。

ここで買う土地を外すとそのエリアは不便になってしまうということです。

 

制度の発足以来4、5年取り組んでいて今の状態です。

すぐに目に見えるものではない長い政策ということでしょう。

コンパクトシティの政策化はどこかで線を引くことになりますから、どうしても損得が出てきます。

だからやりにくいのでしょうね。

 

成功失敗いろいろあるにせよ、人口が減少するなら、コンパクトになるほうが合理的なのは自明のことです。

 

駅からの距離

公共交通と徒歩圏というのがコンパクトシティの大きさのイメージです。

これらのエリアがつながっている、並んでいる、点在しているという感じでしょうか。

 

つまり、駅からの距離がますます大事になってきます。

マンションはもとより駅からの距離が大事ですが、戸建てもそういう意識がより大切になっていきます。

10年後売ることになった場合はこの駅からの距離が物を言います。

すごく要約するとそういうことです。

 

駅の個性

駅には個性があります。

沿線にも個性があります。

この個性を大切にして、土地探しを考える必要があります。

普通停車駅にもいい街はたくさんあります。

 

路面電車

コンパクトシティの話題で必ず語られるのが路面電車です。

成功していると言われる富山市では路面電車「セントラム」が活躍しているそうです。

先日の日経地方欄でも路面電車は復活してきているという記事がありました。

路面電車の沿線にも注目です。

 

確かに路面電車のある町は数が限られています。

町おこしにこの希少性を使わない手はないですよね。

予算がついて路面電車がリニューアルされれば、沿線が一気に活気つくでしょう。

 

車社会の地域

駅からの距離と言ってもそれは鉄道網が発達した都市部だけの話です。

この日本は鉄道の無い車社会が、面積でいうと大きく広いです。

 

車社会はアメリカだけではありません。

日本も内陸部はほとんど車社会ですよね。

そういう地域ではまず旧市街地を見直してください。

 

町の成り立ちと旧市街地

町には成り立ちがありますが、そこにも注目してみる必要があります。

城下町なら、城下の町を一度考えてみる。

温泉町なら、その周辺を考えてみる。

そういう旧市街地は意外といろいろ公共施設がそろっていて便利でもあります。

 

ショッピングセンター

田舎のイオンですよね。

これは今、強いです。

町が完全に移ってくるケースもあります。

ただ、生きている間ずっとあるかどうかは若干疑問があります。

よく見る必要はありますが、一つの選択肢です。

 

公園

公園も力があります。

この傾向はこれからより強くなると思います。

ここでいう公園はその地域を代表する公園です。

歩いて散策するくらいの広さがある公園ですね。

よく欧米人は公園好きだと言われます。

日本人もそうなってきています。

公園周辺の土地は大注目です。

 

もちろん、親から土地をもらえる場合はその土地で建てたほうがいい場合がほとんどです。

どこでも住めて土地を探す場合は、このコンパクトシティという言葉を頭に入れて土地探しをしてください。

投資をするならなおさらです。

今日の記事が土地探しに参考になれば幸いです。

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