固定資産税の都市伝説 庭やカーポート

お客様が時々おっしゃいます。

「庭をつくるのは役所が見に来た後にする。」

どういうことかというと、役所が固定資産税の調査に来た後にお庭をつくるということです。

そうしないと固定資産税が高くなると誤解されているのです。

 

でもそれは誤解なのですね。

お庭は固定資産税には関係ありません。

 

固定資産税の対象は「土地」と「家屋(建物)」です。

お庭は対象外なのです。

こういった、もっともらしいけど勘違いの「固定資産税の都市伝説」について書いていきたいと思います。

 

お庭、外構

冒頭でも書きましたが、この勘違いは多いです。

安心してください。

お庭はどんなに豪華にしても固定資産税はかかりません。

 

立派な石も庭木も固定資産税の評価の対象外です。

例え、池に石橋が架かり、100万円のコイが泳いでいても関係がありません。

 

塀も門もかかりません。

アプローチもポストも大丈夫です。

 

もちろん茶室などをつくると、それは建物なので対象になります。

 

カーポート

カーポートは固定資産税がかかるタイプとかからないタイプがあります。

普通のエクステリアの商品はかかりません。

アルミの柱があってポリカーボネートの屋根のあるタイプですね。

これは大丈夫です。

 

ではどういうタイプのカーポートが固定資産税の対象になるのでしょうか。

一応定義がありまして、

基礎があり、地面に定着している。

屋根がある。

三方を壁で囲われている。

 

こういうカーポートというか、車庫という言葉のほうが合うような感じだと固定資産税の対象になります。

シャッターがついて、囲われている車庫は課税されるということです。

 

もちろん家の一階部分が車庫になっていて、二階が上に載っているタイプも固定資産税評価の対象になります。

 

これは物置も同じ基準です。

ホームセンターで買ってきたような物置でも、基礎があって地面に固定されていれば固定資産税はかかります。ブロック4個の上に置いているくらいのものなら税金はかかりません。

すぐに動いて地面に固定されていないという解釈です。

 

天井高さ1.5m以下の小屋裏収納

これも「固定資産税の都市伝説」の代表的なものです。

「小屋裏収納を1.5メートル以下にすれば、固定資産税がかからない」というものです。

残念ながら税金がかかります。

 

1.5メートル以下にすれば、登記上、階数に含みません。

二階に1.5m以下の小屋裏収納がついても二階建てです。

二階に1.5m以上の小屋裏収納がつくと三階建てになります。

この違いからきた勘違いだと思います。

 

1.5m以下の小屋裏収納でも、小屋裏収納としての固定資産評価はされて課税されます。

壁も床も内装も評価されます。

ただ、三階建てよりは評価は低いです。

 

では次の「固定資産税の都市伝説」に行きましょう。

 

家を36坪以上にしない

「36坪以上の家をつくると税金が高くなるから」というものです。

これは半分イエスで半分ノーです。

 

家を新築すると固定資産税の特例があります。

床面積120㎡までの固定資産税が半額になります。

期間は3年や5年です。

建物によって違います。

 

120㎡は36.3坪です。

ここからきています。

 

ただ、120㎡を超えた部分は半額になりませんが、120㎡までは半額です。

特例自体は受けられるので、それほど神経質になる必要はありません。

 

その境を気にせずに、希望の家を建てられたらいいと思います。

38坪が希望の家なら、無理に36坪に抑えなくても良いということです。

 

2坪の違いなら、年間8千円~1万円くらいの違いです。

違うと言えば違いますが、びっくりするほどではないでしょう?

月800円ほどと考えても良いと思います。

 

この新築の半額特例には要件があります。

居住部分が家屋の1/2以上

床面積が50㎡以上280㎡以下

というものです。

 

280㎡ですから84.7坪。

これ以上の場合は半額の特例を受けられないということです。

つまり84坪の家と85坪の家の固定資産税は当初、倍変わります。

このくらい大きな家を建てられる人は当初3年くらいの違いは気にしないのかもしれませんが。

 

以上がよくお客様と固定資産税の話をしていると出てくる都市伝説でした。

 

最後に都市伝説というには細かいですが、「固定資産税の精算」について書いて終わります。

 

固定資産税の精算

不動産を買ったら、「固定資産税を日割りで払う」と考えている方は多いと思います。

これは正確に言うと少し違います。

固定資産税を納税するのはあくまでも、1月1日の所有者である売主です。

買主が固定資産税の精算分として払うのは、税金ではなく売買代金での調整分です。

ですから正しくは「固定資産税を日割りで精算する」と言います。

 

どうしてこんなに細かいことを言うかというと

売主は売買代金と精算金が本当の売買代金となり、利益が出た時の所得税の金額が変わります。

買主は貸すとき、あるいは次に売るときの所得税の金額が影響します。

 

今日は以上です。

家づくりの参考になれば幸いです。

 
にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)