あこがれの平屋くらし。魅力と気を付けること

最近特に平屋が話題に上ります。

完成見学会でも平屋の家の場合、普段の1.5倍の集客があります。

場所が悪く、人が来るかなと心配な完成見学会場でも、平屋ならすごくたくさんの来場者があってびっくりしたこともあります。

それだけ平屋は多くの方にとってあこがれなのでしょう。

来場者はずばり「平屋を見に来ました。」と言われていました。

 

日常生活をワンフロアで完結できるのは楽だと思います。

階段がないのは一番のバリアフリーですよね。

今日は平屋を詳しく見ていきましょう。

 

平屋のメリット

ワンフロアなので移動が楽

小さな平屋は動線が短くなります。

平屋ですから当然、階段もありません。

上下移動は体に負担をかけているのです。

 

階段がないと年を取ってからも、すべての部屋が使いやすいですよね。

よく年をとったらこんな感じということで、体に重りを付けたり、眼鏡をかけたりする実験があります。

高齢になっていない体にはわからない体の負担というものがあるそうです。

 

階段がないと楽なだけでなく、家のなかでのけがの可能性が減ります。

内閣府の高齢社会白書によりますと高齢者の家庭内の「けがのきっかけ」

第一位は「転落」30.4%なので、階段から落ちることなのでしょう。(廊下では転倒しても転落は出来ませんから)

 

第二位は普通の歩行時の「転倒」22.1%です。

体が弱った高齢者にとっては移動が大仕事であり、移動距離が少ないこと、上下移動がないことは大テーマです。

ちなみに若者層では料理時の「刺す、切る」27.8%が事故のトップです。

 

かっこいい家になる

平屋は自然とプロポーションが良くなります。

低いので安定感が出ます。

屋根も低い位置にあるのでより一層格好良くなります。

間延びした感じがしないです。

 

庭に直接出られるので、掃き出し窓も多くなります。

開口部を大きく取れるとカッコよくなりますよね。

 

リビングなどを勾配天井にするのもいいですよね。

 

階段がないと間取りが簡単になる

二階がないので、構造上の制約を受けることがありません。

自由に間取りをつくることができます。

 

平屋は一般の方にも間取りをつくりやすいです。

屋根をフラット屋根にするなら、極論を言うとポコポコ部屋を足していっても大丈夫です。

(もっとも平屋ならではの設計の難しさもあります。後述します。)

 

階段や階段に向かう動線の必要もなく面積も減ります。

それだけで3畳くらい変わってきます。

 

二階がないとそれだけ荷重がかからないので、地震にも強くなります。

地震に強いから、大きな開口部をたくさんとることができる、とも言えます。

 

平屋のデメリット

広い土地が必要になる

なによりもこれが最大のデメリットです。

土地代が高い都市部なら致命的です。

 

予算がかかり実現できないことが、平屋の少ない理由です。

日本中を見てみると二階建てが普通です。

都市部の三階建ても例外です。

ほとんど二階建てなので、平屋はそれだけで個性が出せます。

 

平屋は家を入れて、駐車場をつくるのに敷地がいります。

実はそれだけではないのです。

周りから視線を受けやすいので、植栽が欲しいところです。

都市部なら、近くに影を落とす建物があれば、日照を確保するために隣地との空きも欲しいものです。

このように都市部では特に、家と車ぎりぎりというわけにはいかないので余計に敷地が広く必要になります。

 

坪当たりの家の建築費が高くなる

基礎と屋根が広くなるということですね。

30坪総二階の家では15坪の基礎をつくります。

30坪平屋の家では30坪の基礎をつくります。

屋根も同じです。

ですから、建築費が高くなるということです。

 

ただ一概に平屋は建築費が高いかというと、そうでもないと思います。

まず平屋は階段がいりませんし、その動線もいりませんからもう少し小さくても実質同じ広さの住宅が作れます。

 

メンテナンス費も安くなります。

外壁の面積が少ないので塗り替えの費用が安くなります。

足場代も安くなります。

器用なお父さんなら外壁を自分で塗ることも可能です。

樋が詰まっても、平屋なら自分でとれる人も多いと思います。

 

このように、特にコンパクトな平屋の場合はトータルでは建築費は変わらないこともあるでしょう。

大きな家の場合、家の中央が暗くなる

小さな平屋の場合は動線が短くてコンパクトに収まるのですが、大きな平屋の場合や部屋数がたくさん必要な場合は家の中央まで光が届きません。

中廊下をつくることになるケースも多いです。

この中廊下が暗くなったり、通風を妨げたりします。

 

それを避けようとすると平面をL型やコの字型にすることになります。

L型やコの字型、あるいはH型は廊下が長くなる傾向があります。

それに更に大きな敷地が必要になります。

 

このように大きな平屋は動線、採光などがなかなか難しいのです。

でも、それらを含めて大きな平屋はリッチな感じがしてかっこいいのでしょう。

 

ハウスメーカーの平屋のパンフレットにはいかにも「金持ちお父さん」のような男性のナイスシニアがモデルとして登場することが多いです。

そうなのです。平屋は男性に特にアピールするものがあるのです。

 

逆に女性には平屋は老後の家の印象が強く、敬遠される方もいます。

最近はそういうイメージも薄くなってきましたが。

 

以前、高齢の単身女性のお客様に、私は平屋をずいぶん勧めたのですが、なんと小さな総二階の家を建てられました。

その方、曰く「小さな平屋からおばあさんが出てきたら、いかにもという感じでかっこ悪いわ」とおっしゃっていました。

そういう思考があるのかと驚きました。

最終的に姪にあげるからこれでいいの。ということでした。

 

あこがれの平屋暮らし

広い平屋は屋根を工夫すれば、それは、それはかっこいいものです。

低い位置に屋根があり、屋根の存在感があります。

堂々とした大屋根。

シャープなフラット屋根。

何層かに分かれた屋根。

いずれも絵になります。

 

コンパクトな平屋もいいですよね。

窓を大きめに、広がりを持たせたい。

 

平屋はお庭との一体感があります。

掃き出し窓も多いでしょうから、たくさん緑を植えたいですね。

視線を遮るのにも役に立ちます。

落葉樹、常緑樹を混ぜながらお庭をつくると最高ですね。

 

ガーデニングという趣味ができます。

そういうことを含めての平屋ライフ。

お好きな方はぜひ挑戦してください。

今日の記事も参考になれば幸いです。

 
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