土地の探し方入門 二つのことに気を付けよう

土地のプロは不動産屋です。

しかし、不動産屋さんが言う「良い土地」はだいたいにおいて、不動産的価値から来ています。

駅からの距離、地域の格、地型、人気のエリア、などなど。

もちろん大事なことで、それ自体には異論がありません。

しかし、建物がどう建つか、などは考慮せずに言うことが多いのも事実です。

 

だいたい「値段が高い土地」ということになります。

 

住宅屋からすると、もっと違う視点があるだろう。と思うことがあります。

 

それに「いい土地」は人によって違います。

価値観が違いますから。

 

 

土地の希望に優先順位を付ける。こだわるのは上位二つまで

「我が家にとっていい土地」についていくつも意見を出し、それに優先順位を付けなくてはいけません。

 

「通勤時間は電車○○分以内」

「駅から歩いて○○分以内」

「今と同じ学校区」あるいは「評判のいい○○学区がいい」

「スーパー近く買い物便利がいい」

「当然、治安がいいところ。交番の近くでもいいな。」

「公園の近く」あるいは「犬の散歩の出来る河川敷の近く」

「やっぱり南向きの土地が良い」

「間口が広いほうが良いなあ」

「人気のあのエリアがいい。○○何丁目のアドレスにあこがれるな」

いろいろあります。

 

それに優先順位を付ける必要があります。

そして、土地の条件は建物より緩くしなければなりません。

つまり、優先順位の1番か2番くらいしかこだわってはいけません。

 

これは土地を探してある程度の期間を経ている人は同意をしていただけると思います。

土地は無いのです。

少なくとも探している100点の土地はないです。

感覚として70点で買いです。

 

学校区を限定するのなら、他を言わないくらいの思い切りが必要です。

それは極端としても、優先順位1,2番、多くて3番までにしましょう。

これ本当です。

土地難民になってしまいます。

 

やはり、どんな暮らしをしたいのかということをしっかり考えて、その希望に合う土地を探してください。

 

決める前に住宅会社に相談をしてください。

 

家は土地がないと建てられません。

当たり前です。

つまり、希望の土地を先に決める。

その土地に合う家をつくる。

 

道路づけによって家の形が変わります。

北道路の土地と南道路の土地では建つ家は変わります。

 

同じ土地でも不動産屋と住宅屋とでは違う視点で見ます。

買う前に必ず、住宅屋(工務店、ハウスメーカー)にも相談してください。

 

住宅屋なら環境、土地を見ればいくつかの家の案を考えます。

東隣地の家がこうある。

西の景色が良い。

 

だから、ここが車庫でここが家。

家をこちらに向ける。庭はここ。という風に。

 

住みたい家にあった土地かどうか。

希望の家が入るかどうか。

車が二台入る駐車場が作れるか。

 

土地、建築はプロにしかわからないことがたくさんあります。

買う前に必ず、工務店、ハウスメーカーの人にも見てもらってください。

 

それなりに時間をかければ、希望にあった土地は見つかります。

住みたい家のイメージをぶれずに持ち続ける。

 

優先順位を付けずに土地を探していると、良い土地を見逃してしまうこと、決めきれないことがあります。

先に家のデザインを決めてしまって、それをどこかに置くというやり方では絶対にいい家になりません。

その土地にふさわしい建物の形や住まい方が必ずあります。

やっぱりどんな家が良いのかの前に、どんな暮らしをしたいかを先に決めて、その暮らしに合う土地と家を考えていく。

この順番を間違えてはいけません。

今日の話は入門編なので、細かいところは書きません。繰り返します。大きくは二つです。

 

土地のこだわりは一つか二つまで。

建物はたくさん希望があってもいいのですが、土地は希望が多いとそんな土地は無いので決まりません。

厳しい目で土地を探して、5、6年経ってしまった人も少なくありません。

これだけは外せないという項目を厳選してください。

 

 

土地を不動産屋さんとお客様の二者だけで決めないこと。

住宅会社の人にも土地を見せて相談することが大切です。

セカンドオピニオンを求めましょう。

 

住宅は周りの環境から影響を受けるので、このことを考えて計画します。

逆に、住宅が建った後は周りに影響を与える存在になります。

自分の建てる家が周りにどのような影響を与えるかまで考える必要があります。

 

良い住宅会社はここまで考えて計画します。

不動産屋さんにこの視点はありません。

 

土地の情報は不動産屋さんのほうが詳しいです。

不動産屋さんと住宅屋さんの両方の力を借りましょう。

 

そして、専門家の意見を聞いた後は、最後は感性と決断です。

ここに住むとイメージして、楽しい感覚があるか。

明るい未来が想像できるか。

ワクワクするかどうか。

その感覚があるのなら、GOです。

決断されたらいいと思います。

 

安全は絶対条件

先日、西日本豪雨がありました。

被災されました方々にはお見舞い申し上げます。

 

言及するかどうか迷うところですが、やはり書きます。

 

近くに川や崖があるときは洪水やがけ崩れの被害が想定できます。

調べて納得してから買うべきです。

 

まずはハザードマップを調べる

災害に対して自治体がハザードマップを公表している場合も多いです。

今回、一番被災した地域もハザードマップで浸水の可能性を印されていた地域のようです。

「がけ崩れ警戒地域」や「土砂災害警戒区域」なども自治体は公表しており、ホームページなどから調べることができます。

 

地名は語る

災害があるたびに言われることとして

地名、旧地名からその土地の重要な情報がわかることがあります。

地盤の良し悪し。

災害に合った歴史。

などが、地名から読み取れるケースがあります。

いくつか紹介します。

 

単純に水っぽい漢字。さんずいの付く漢字。 沼、窪、清、洗、落、沢など

水辺の動植物の漢字。 亀、鷺、龍、稲、芦、荻など

地形からくる漢字。 島、崎、潟、浦、谷など

二つの川が合流する地名に多い。会、合、相など

低湿地に多い漢字。 赤、五味、久保、田尻、井、など

埋立地。 新田、新地、古賀、古閑など

川の氾濫地に多い。 川内、河内、野洲、安など

地すべり地に多い。 桁、呉、猿沢、大迫、佐古、鶴田など

 

長い時間の経過で地名は変わりますし、別の文字を当てるのでわかりにくくなっています。

旧地名を調べるほうがわかりやすいです。

いわゆる「字(あざ)」にこういった文字や地名があると注意が必要です。

今使われている住所の次に昔は「字」「小字」がついていたわけですね。

この「字」に地質や歴史が書き込まれていることが多く、これを調べます。

 

「字」は法務局で登記事項証明書をとれば出る場合があります。

登記事項証明書の「所在」の箇所に「字」が書いています。

コンピュータ化されて出ないことも多いと思います。

登記事項証明書に出ないときは閉鎖登記簿をとればまずわかります。

 

現在は治水が進んでいますので、昔の地名がそうだからと言って、なんでも危険視するのもよくはありません。

現在の周りの状況、ハザードマップ、などと合わせて総合的に判断してください。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)